インプラントの失敗について

インプラントの失敗について
インプラントの成功率は、残念ながら100%ではありません。
インプラントの成功率・成着率は、ほとんどのメーカーで90%以上といわれています。
しかし残りの10%は、成着しない場合も考えられます。
失敗には、術前・術中・術後のケースがありますので、分けてお考えください。


術前の失敗のケース

1.ドクター選びによる失敗

術前の失敗の一番大きな原因は、ドクター選びの失敗です。インプラントは、歯科治療において総合的な知識と技術を必要とします。未熟なドクターのインプラント治療を受けることは、自分で防げます。
また、インプラントの技術も日々進化しており、日本のインプラントはアメリカや北欧に比べて5~10年遅れているといわれています。その為に海外から最新の情報収集も必要となります。5~10年前の技術は古いということになります。
海外の学会や情報収集を行っているドクターの選択が必要になります。

2.患者さんの健康状態よる失敗

喫煙やアルコール依存症は、インプラントの成功率を著しく下げます。少なくとも術前後1~2週間は、禁煙・禁酒を心がけましょう。
糖尿病、心臓病、賢不全、肝炎、喘息、高血圧症の患者さんのインプラント成功率は、下がります。医師と十分に相談ののちにインプラントの治療となります。
これらの状態の方のインプラント固定率が低下する原因は、手術直後の細菌の感染率が高くなるためです。

3.骨の量と質による失敗

インプラントを埋入する際に最も重要となるのが、骨の量と質になります。インプラント脱落の原因として最も多いのが、骨の問題となります。
骨が柔らかすぎる場合や骨が極端に固い場合や骨が少ない場合に、インプラントと骨が成着しない場合があります。
このような場合は、再度インプラントを埋入したり、骨増成が必要になります。

これらのケースは、医師の技量による完全なミスとは言えず、肝心なのはその後の対応です。熟練した医師による治療でも十分に起こり得ることですので、その後の適切な治療により結果的にインプラントが成功すれば、問題はないと言えるでしょう。

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術中の失敗のケース

1.神経の損傷による失敗

下顎インプラントは、下歯槽神経という大きな神経を避けて埋入しなければなりません。そのために、術前のCTは必須となります。術者の診査・診断の甘さによるミスが多くあります。
神経を傷つけてしまった場合、唇のしびれや麻痺や知覚異常が現れます。
基本的に神経を傷つけてしまった場合は、出来るだけ早く大学病院の麻酔科などで、星状神経節ブロックや薬の服用を行う必要があります。

2.インプラントの位置や設計ミスによる失敗

インプラントと骨が結合しているにもかかわらず、インプラントの埋入位置や方向が悪いためにインプラントが使用できない場合があります。この場合は、もとのインプラント治療計画と診断に問題があります。
それができない場合は、もう一度インプラントを埋入しなおす必要があります。

3.鼻腔の損傷による失敗

上顎の前歯部にインプラントを埋入した際に、鼻の鼻腔側にまでインプラントが埋入され感染を起こし、蓄膿症を呈してしまう場合があります。 1度インプラントを除去する必要があり、除去して感染源がなくなり、骨ができたところでインプラントを再埋入する必要があります。

4.上顎洞の感染による失敗

上顎臼歯部におけるインプラントオペの際に、骨量が足りない場合は、サイナスリフトやソケットリフトを行います。しかし、何らかの感染により骨増成をおこなった人工骨が感染を起こし、副鼻腔炎の症状を呈する場合があります。
インプラントと人工骨を1度撤去する必要があります。その後に感染源が無くなったのを確認してインプラントを再埋入する必要があります。

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術後の失敗のケース

1.術後の定期検診やケアを怠った場合の失敗

定期的な検診が必要なのは、お分かりかと思います。インプラントは、構造上インプラントと被せ物の境に汚れが溜まりやすく、歯周病になりやすい傾向があります。
インプラントが歯周病になった状態をインプラント周囲炎と呼びます。インプラント周囲炎が進行するとインプラント周りの骨が吸収してしまいインプラントが抜け落ちてしまう場合があります。
インプラントは、定期検診が必須になります。埋入後のケアや定期検診を忘れないようにしましょう。

2.患者様の歯ぎしり・食いしばりによる失敗

歯ぎしり・食いしばりを寝ている時に行うと、奥歯で1本当たり自分の体重の1.5倍の力が加わります。私自身の場合で言うと60キロですので、1本当たり90キロの力が加わります。その力が毎日加わってしまうと、インプラントであっても揺れてきてしまいます。
インプラントをした後にナイトガードの装着が必要と言われた際には、必ず装着するようにしましょう。

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